

ほくほく線の開業から看板列車として活躍し、2015年に廃止となった「特急はくたか」をもう一度、懐かしい思い出として回想できるようなグッズやイベントを企画していきます。
- 2025.7.24
- ほくほくまつり2025 開催
8月24日(日) 10:00〜15:30(9:50開場)
六日町車両基地【六日町駅西口すぐ】 - 2025.3.15
- クリアファイル 特急はくたか イラストVer.発売
- 2025.2.26
- 鉄印帳特別企画 月替わり鉄印『特急はくたか』の発売について

特急はくたか号は首都圏から上越新幹線と連絡し、越後湯沢から北陸地方を結ぶ特急列車で、1997年のほくほく線の開業と共に誕生しました。
ほくほく線は一般の鉄道よりも高規格な運転設備が設けられ、特急はくたか号は在来線では日本最高速度となる160km/hでの運転が行われました。
大阪と北陸を結ぶJRの特急列車用として1992年に開発された車両です。
ほくほく線開業時からはくたか号に導入されました。
高出力の主電動機の採用などにより、高速運転可能な設計となっていますが、160km/h運転を行うにあたり、はくたか号用のものは車体強度の強化などが施されました。
北越急行では681系2000番代6両と3両を各2編成所有しました。
681系のリニューアルタイプで、2001年に開発された特急車両です。
はくたか号には2005年に導入されました。
基本性能は681系を踏襲し、環境・騒音対策などの多くの機能がプラスされました。
また、はくたか号用として、ブレーキの強化などが施されました。
北越急行では683系8000番代6両と3両を各1編成所有しました。

北越急行の681系、683系は車体色に沿線の自然等をイメージした色フロスティホワイト(沿線の雪)+クリムゾンレッド(スピード感・精悍さ)が採用され、「スノーラビット(SRE)」の愛称で親しまれました。
特急はくたか号を高速で走行させるため、ほくほく線には特殊な設備が設けられました。
時速160kmで走行するはくたか号同士や、はくたか号と普通列車の間隔を保ち、安全に運転させるための新たな地上信号方式として、緑色灯2灯を同時点灯する高速進行信号(GG信号)を ほくほく線で初採用しました。
この信号が点灯しているときに運転士が行う「高速進行!」の喚呼が ゲームなどで取り上げられ、有名なフレーズになりました。
ほくほく線は全線が単線であるため、トンネル内に列車が行き違いを行うための信号場が設けられました。
赤倉信号場 魚沼丘陵~美佐島駅間
薬師峠信号場 十日町~まつだい駅間
儀明信号場 まつだい~ほくほく大島駅間
また、信号場ははくたか号が高速で通過できるよう、二つある線路の一方が直線の一線スルー方式となっています。
高速走行するはくたか号のパンタグラフ(電力を取り入れる装置)に安定して大電流を供給させるため、 パンタグラフがいつも均一に架線に接するように採用されたのがコンパウンドカテナリ式架線です。
また、コンパウンドカテナリ式架線がスペース上設置できないトンネル内などは、一般の鉄道で採用されているシンプルカテナリを2本並行して設置したシンプルツインカテナリ式架線が用いられています。
美佐島駅はほくほく線赤倉トンネル内にホームが設けられた無人駅ですが、トンネルを高速で通過するはくたか号の強風からお客様を安全に守るため、ホームと入口を2枚の風圧に耐えられる自動扉で区切り、普通列車が停車する場合のみホームに入れる構造になっています。